イカはホントに空を飛ぶ檀敬 への感想

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評価平均

発想3
構成2.3
表現2.8
総合2.7


 コメントのみ書き込みます。
 ふるい「えすえふ」ですね。
 以上、読んでいただきありがとうございました。

最初、文章は読みやすかったのに、どうしてもうまく物語を自分の中で掴み切れませんでした。
正直に物語を受け取ってしまうと、どうしてもタイトルとの兼ね合いをどう持っていけばいいのか分からなかったです。
そのため、読後感がもやもやしてしまって、折角登場人物の掛け合いや振る舞いは好みだったのに、少し残念でした。
もう少し分かり易い作りと書き方が個人的には好みでした。

確かに、表向きの感触としてはスミスっぽい、もとい、往年のパルプSFの懐かしい印象。
シャンパンで乾杯して〆にする辺りが、バブリーで実にレトロでしょうか。
所で『マリナー』や『ヴェネラ』は分かりましたが、トムとアンディの由来、
後、金星とイカの関係性って何かあったでしょうか。印象的にはエウロペなのですが。

 文章は読みやすいしわかりやすいのですが、それをどう解釈していいのかわからなかった。エピソードの一つ一つがバラバラで何の繋がりもないから、この話は読み切り短編シリーズで、イカやマリナや謎の飛行物体について、後日談で少しずつ明らかになる何かがあるように思える。実際はどうなんでしょう。

キャラはいいけど、場の転換がわかりづらいことと、あらゆる物事に関連性が薄いですね。
関連性が薄いことが逆にリアルとも言えますが。
読み物としては無理なこじつけも嫌だけど、関連性が希薄というのも嫌ですね。

 この作品、これまで読ませていただいた作品と比較すると格段にレベルが高いなと感じました。作り込みがしっかりしているというか、長編が本領なのでしょうか。
 もっともこれは表面的な文章的だけの印象で、話の展開はあるけれど「コードウェイナー・スミスとかこんな感じだったっけ?」くらいで、ぼくがその方面に疎いだけと思いますが正直ノリはよくわかりません。
 イカがなんで出てきたのかもわかりませんがこれはいいと思います。とくに掌編だと必要情報以外入れるなって声が多いですが、あまりキツキツにやるといかにも作り物めいてしまいますね。

序盤にマリナが私から、イカが空を飛ぶ姿を説された時に「まあ! それはなんて素敵なことなのでしょう!」と歓喜していますけど、自分が受けた印象は違います。自分の感想は「キモ!」です。
ちょっとよくわからなかったのですが、マリナに話した空飛ぶイカとラストのウィトルウィウス的飛行物体は別物ですよね?だとしたら空飛ぶイカのくだりは、タイトルになっているほどなので重要な要素であるはずなのに、ストーリー的に必要だったのか、という疑問を抱いてしまいました。
アメリカ的ノーテンキな研究者と信頼のおけるタフ&ビューティーな相棒、会話の展開とその言い回しからB級ハリウッド映画を想起しました。文章に割りと難があると感じてしまいましたが、娯楽作品として楽しく読むことができました。

 金星の浮遊都市の設定は臨場感にあふれていて、まさにSFを読んでいる快感がある。文章も滑らかで読みやすい。ただ、肝心の飛ぶイカは、現れただけで、《またその話をしなければならないのか》とまでに興味を持たれるほどのインパクトに欠けていたように思える。奥さんをエスコートのくだりよりも、もっとイカの不思議さとか飛ぶ美しさ、生物としての特性を前面に押し出した方が、説得力があった気がした。

 場面の転換及び、情景を理解するのに時間がかかる文章です(こちらの読解力の問題かもしれませんが、何度も読み返す必要がありました)。話しの筋も淡々と進行しているというだけで、硫酸雲中から出てきたものには、驚きも面白さも見いだせないです。短いとはいえ、作中の『私』の感情の変化も見い出しにくく、作者の糸に操られて書割通りに動いているようにしか感じられませんでした。もう少し、文章を整理したうえで、見せたいところをはっきりとさせたら良かったのではないのかと。

まっとうなSF 。金星の知識と救命索等の小道具が程よいスパイスになっていました。黄色の硫酸雲という光景を想像させ、ウィトルウィウスを調べてちょっと賢くなった気がする。そういうSFの良い所が発揮された作品でした。

重大な要素として登場してきた飛行物体が最後まで正体不明というのはちょっと拍子抜けです。
ザイルが切れた事故と飛行物体に関連性がないというのももったいない気がしますが、これはこちらが読み取れてないだけでしょうか。
全体的に漂う翻訳書のような雰囲気は内容にマッチしていて楽しめました。

うーん、なんか上手そうにみえるのですが、「それがどうした」ってかんじですね。

掌編にしては説明が多めかなという印象はあるものの、全体的には読みやすく、何よりもロマンを感じさせる空気が楽しい。
それは会話の掛け合いであったり、洒落の聞いた地の文の賜物かと。

でもタイトルで損をしている感はあります。

SF好きです。不思議な雰囲気の作品ですね。楽しめました。

映画にありそうな様々な不幸にみまわれる冒険野郎的な話に感じました。結局主人公が見たものは何だったのだろう?

 地球から金星につくまで空飛ぶイカの話をし続けられる飛行学者のアンディは、学者として相当優秀ですよね。それなのに、自分の研究を話したがらないなんて、なんて人付き合いの出来る学者さんでしょうか! あるいは、マリナが認知症で同じ話を何度もさせられていた可能性もありますが……。

 ストーリーの何が大事なのかが分からなかったです。イカは空を飛んで、金星の基地で事故が増えていて、なにか謎の物体が飛んでいる、というところまではいいのですが、事故の理由はなぜなのか、円盤状の物体はなんなのか、というところが示唆すらされていないように感じました。なんの根拠もなく、今まで落ちていった人の遺体が何らかの原因で丸くなって飛んでる?のかな?と思った程度で、これでは満足が出来ませんでした。
 フィフティ・ファイブの人物との掛け合いがなんというか、いい感じに軽薄でぐっときます。常に緊迫している状況がゆえに言葉でふざけている感じが出ていて、マリナの他愛ない言葉との差が面白かったです。金星の基地の表現も、理屈を持って書いてあるので納得して読めます。その理屈が正しいかどうかは重要ではないと思いました。

主人公が窮地に陥ったのは設備の劣化が原因で、飛行体は特に関係なかった、と読みとりましたが、合ってますかね?
せっかく書くなら、両者を絡めて書けばいいのに、と思いました。
あと、キャラのやり取りがわざとらしいオーバーリアクション気味になっているのも気になります。意図的にそうしているのであれば、別にいいんですけど。

こういう書き方もあるんだなと感心しました。このスタイルで感心の持てる話だったらより良かったと思います。

ウエイター「こちらシェフによるア・ラ・カルトでございます」
客「でしょうね」

地球にいる「空飛ぶイカ」の話は、NHKの「生命40億年 遥かなる旅」という番組で見た記憶があります。
トビウオならぬ飛びイカですね。しかし、地球の話ではありませんでした。期待通り、宇宙の話でした。
文字数制限の中で、金星での浮遊都市その他の細部の描写が行き届いているのはさすがだと思いました。
人間の宇宙時代に、このような未知との出会いがあれば、面白いのになと思う反面、恐ろしさも感じさせる、貴重な読書体験でした。

ウィトルウィウス的人体図ってなんだろう? と思って調べたら、ダ・ヴィンチが描いたあれですね。とゆうことは、手足が4本ずつある全裸の男の人が空中を飛んでる?ってことでしょうかね? つい平泳ぎみたいに手足を動かしている姿を想像してしまいました。……不気味ね。
キャラクターも掴みやすく、話も面白かったです。
場面転換のところで空白行を入れてあると読み易かったと思います。

いろいろと言いたい事があるんだけど、どうも多すぎてそこまで書く気力がわかない。
大きく分ければ二つ。
言葉の選び方が適切じゃないって点と、シーンにおいて人物の感情が適切じゃない点。
話自体は、丁寧に書けば面白くなるんじゃないかと思いました。

かきあげ! に投稿された著者の作品の中で、一番読みやすく感じました。

あえて難を挙げるならば、SF的リアリティを上げるためにちょいちょい挟まれる実在する物質や現象の名前が「ほんとにそんな風な反応がおこるのか?」といちいち胡散臭く感じてしまいました。あと、何故わざわざそんな過酷な場所に建造物を作ったし……とも思いました。

 すみません、よくわかりませんでした。
 各箇所に出てくる固有名詞は魅力的なのですが、それが物語の主要と合致していない。関係ないなら関係ないで、さっと流せばよかったのですが、それについて結構語ってしまっているため、読者としてはそちらに興味が向かってしまう。
 そうやっていくつもの脇道に気を取られた結果、読み終えた後に残るものといえば、ごちゃまぜのイメージでしかないと思います。

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