てんてんみなと こなつ への感想

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評価平均

発想3.8
構成2.5
表現2.5
総合2.9


三人称の語りながら心理視点が韋駄天と女の二つあったため、読んでいてとても不安定でした。
女に名前があれば感情移入もしやすいと思いましたが、そういうオチでしたか。けれど「エルメス」って女性なの?と、頭を捻った次第。
書き出しはシリアスながら、クスッとする所もあってそれなり面白いのですが、世界の解釈にあれこれ迷ってスッキリ感が持てませんでした。

濁点の設定を活かすために作られた話に思えます。それが、足枷になっている部分があると思います。
文章自体は読みやすいものでした。

読み直してみて、濁点を委ねる場面まではエルメス強いなぁってことしか頭に残っていなかったのですが、最後の場面だけで好きって言えちゃう程度には好きです、この話。
加えると言えば、BUMP OF CHICKENの「K」を思い起こしました。

濁点のワンアイディアを押しきる為に、設定がかなり苦しいことになってる。
正直、あまり楽しめなかった。

 途中からまさかのユーモアあふれる展開。仏教の俊足、韋駄天と、ギリシャ神話の俊足、ヘルメス(エルメス)の邂逅が、まさかウィンドウショッピング中とは。てんてんをくっつけられた靴ってきっとサンダルなんでしょうね。「とぶ」というお題に忠実なところも面白かったです。
 ただ、知る限りヘルメスは男性神なので、せっかくの面白展開なのにもやっとする感じはありました。女神として描かれることもあるのでしょうか?

 人通りの多い休日、という舞台設定がしっくりきていません。通報するというセリフが出てきましたが、それこそ白昼堂々こんなことを繰り広げていたら周りがてんやわんやで、ゆっくり手のひらを止血しててんてんを靴につけて、なんてやってられなくなってしまいそうです。
 彼氏が他の女と一緒なのかどうかと嫉妬している女が、とっさに彼氏ならという信念で行動できるのかどうかも、首をひねってしまいます。

 細かいことはいいんだよ! と笑いながら読むべき、楽しい作品だと思います。委濁点だ!なんて突然言われて、納得して濁点もらっちゃうエルメスさんが可愛らしいです。

言葉の妙ですね。
日本語ってこういうことが出来るから素敵だなあと思わせてくれる作品でした。
なるほど、そういうことねとすごく納得させられました。
ただ、全体としてみるとその点に全てを頼ってる気がしてしまいました。
物語や人物の枷になってしまっているのではと。
こういう発想や言葉の使い方ができるのは本当に才能だと思います。

アイディアと言葉遊びが素晴らしいです!!思えば「病を得て」の病垂れも「てんてん」ですね。
「とぶ」の使い方もうまいなぁと思いました。
せっかく神様や神話のネタが面白かったので、舞台が現代である必要性などがもう少し欲しかったです。

非常に惜しい、というのが率直な感想です。
アイデアは好きです。オチも良い。
ただ、その間にある展開、描写が、
地に脚を付き過ぎ、
超自然的な世界にノレないのが、
何とも残念な所です。

 コメントのみ書き込みます。
 濁点でここまで書き上げたことに喝采を送ります。
 以上、読ませていただきありがとうございました。

 ご都合主義というのはフィクションらしさを示唆する表現である場合もあると思います。話が都合よく進むこと自体は構わないというか、下手な「本当らしさ」よりは胸躍るような「フィクションらしさ」のほうがいい。

 会話はこなれた感じではないけれど作者の中にある程度しっかりしたイメージがあるように感じられ、どうなっていくのかに興味をひきつけるだけのものがありました。でも後半ではその展開に無理に理由付けをしようとしたのか妙に理屈っぽくなり、ここでご都合主義は表現ではなく手段になってしまったのでした。おわり。

 ちょっと珍しいことなんですが、二度読みしたときのほうがおもしろかったです。ネタがわれてるほうが楽しめた。
 最後まで読んで、はじめてああそうかそうか! とすべてが腑に落ちる構造のうえ、読みすすめるたびに突きあたる一つ一つの「?」に気を持たせるところまでは盛り込めず(文字数的に無理でしょう)、しかも作品そのもののノリも容易に把握できないため、いろいろと不利な状況でラストを迎えてしまった気がします。
 しかし私にはこういう発想がないので、すごく新鮮でした。けっこう好きです。

もの凄いところから着想しましたね、素晴らしいです。それと会話のセンスが個人的にツボでした。的確で歯切れが良くてどこかとぼけた感じ、意識してやろうと思ってもなかなかできません。ただ、コミカルな描写とシリアスな展開のバランスは均等が取れていないように見えます。それも発想自体が駄洒落っぽいから許容できちゃいますけど。アイデアの秀逸さに対して肉付けが追いついない印象はありますが、純粋に楽しませていただきました。

強いお姉さんは好きですか?
はい、大好きです。
駄洒落が効いて作品がぐっと引き締まった感じです。
面白かったです。

言葉遊びの発想は面白いと感じたのですが、やっぱりさすがに妬婦は苦しいかなぁと。
この物語の向かっている方向性が分からず、笑えばいいのか感心すればいいのか真面目に読めばいいのか迷子になってしまいました。
あとこのエルメスはギリシャ神話のヘルメースと同一という設定なのか、それともこちらの勉強不足でまた違う女神エルメスが存在するのか、どうなんでしょう。

 『妬婦』というあまり見慣れない単語が出てきたと思ったら、後々に繋がってくるとは(読み返すと、章の切り方からしても露骨だった気がしないでもなかったですけれど)。それ以外の部分に関しては、ややお粗末な気がしました。途中で引っかかる文章がいくつもあったり、戦闘描写や情景にもさして心を惹かれませんでした。ラストに関しては、その勢いと爽やかさに騙されたような気分にさせられるので、悪くはない気がします。

あれ、ちょっと待って「とふ」に濁点足したら「どぶ」にならね? って思った私は莫迦です。(空気読め自分)
なんだかよくわからないのに真剣白刃取りしちゃう彼女のポテンシャルの高さに、いい意味で裏切られました。韋駄天が韋駄苦天→委濁点の言葉遊びが面白いなと思いました。

何だか昔話のようですね。お話の流れも、子供向けのテレビ番組みたいで、荒唐無稽だけれども正義が勝って、正しい行いは報われました。
思い切りが良くてすきです。

 面白いと思う。発想も、展開も、オチも。ただ、それを貫く世界観(読者との共通認識というべきか)が一様ではないため、読者としては足場を揺らされながら読むような気がして、もったいないなあと思った。現代に至ってもなおも捷疾鬼を追う病んだ韋駄天。(このくだりはとても好きだ!)その追跡劇に嫉妬に身を焼く女性が巻き込まれる。実写を思わせる戦いの場面の後に、言葉遊びのオチ。ここで、このオチか、このオチが許される世界だったのか、と思わず身もだえしてしまった。で、女性の正体はまさかの~~。
 人混みの多い中の描写にしては、3人だけの世界になっている、とか。見ず知らずの訳の分からない事を言っている人をすぐ信じられるのか。とか、細かい突っ込みどころは多いが、でも実験的な香りがして興味深かった。

 アイデアが凝っており、楽しめました。

委濁点w 良いカオスでした。十分といえば十分なんでしょうけど、発想を活かしきれていないと感じてしまいました。

突然の事態なのに、女の人の適応力が高すぎるのでは? という違和感を持ちました。物語の都合上しょうがないのかもしれませんが。
濁点遊びは面白いと思いました。とはいえ「妬婦」という難語がキーにならざるを得ないところに難しさも感じます。せっかくなので、もっとたくさんの単語で遊んでいただきたかったです。

上手い!
小説ならではのオチですね。
持病の癪が……に吹きました。

読み手が置いていかれている感もありましたが、それも含めて、神話っぽかったです。

発想はすごくいいですね!
しかし、お話の構成や語り、流れがとても粗いです。もっと客観的に見て「この状況でこの行動や発言はありえなくね?」みたいな部分を見つけて無理がない形に修正していく必要があゆと思いました。
ただ、発想は本当に面白かったです。

笑って読み飛ばしてあげるのが一番いいのだろうが、どうにも私と笑いのポイントがあっていない。
ラストも迷いが感じられます。

どうせなら細かいネタはそのままに、もっと吉本新喜劇的に滅茶苦茶にしたほうが良かったと思います。

 80年代OVA+駄洒落、それ以外はとくに……。

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