ふわっとねうさ月にじゅ への感想

閲覧数1131
コメント数19

評価平均

発想3.1
構成3.1
表現3.5
総合2.9


うさ月さんのコメントも作品も同じ文体で貫かれていることに「すげえなあ」と思います。そういう方はなかなか拝見できないので、文章を描き慣れている方がキャラとしてつくられたなら「徹底してるな」とも思うのですが、それにしては作品中にやや描写が足りずに判りづらい部分もある。
とはいえ、文体のみずみずしさも好もしく思えましたので、下手に角を矯めてしまわぬよう伸びてほしいなあと思いました。
文頭一字あけ問題は、わたしは今回コピペで対応しましたが、スペースを辞書登録する手もあるそうです(今日知りました)。

はじめまして。
うさ月にじゅと申します。
ご挨拶させてくださいです。

読んで頂けただけでも嬉しかったのに、ご感想までも頂戴して、本当に感動でした。
投稿させてもらってよかったです。
ほろり。
つらつらと書いたものに、沢山『こうしたらもっと良いですよ』って、教えてももらえて、とっても勉強になりました。
なにぶん、あまり賢くないので、ちょっと分からなかったりしていますが。恐縮ですです。

ちゃんと読んでくださって、
ちゃんと考えてくださって、
ちゃんと書いてくださって。
それだけで、今年一番のむね熱でした。
本当に沢山いっぱい山盛り
ありがとうございました。

ちなみに、
・友愛として読んで頂いても大正解です。
・サザエさんのEDで、お団子をノドに詰まらせる場面がありました。いまはないです。
・『ゆわれへん』は『言えない』のことです。
・『文書の方が私を書く』『圧縮されていない時間』頭のどこかに付箋ではりつけたいと思います。
・ケータイ小説も山崎ナオコーラもホットロードも読んだことなかったのですが、こうやって知らなかったものを知ってくのは幸せでしたYO。
・携帯から書いたためか、行頭一文字あけができなくて即あきらめちゃいました。
・気に入って頂いたとか、人間性までも、ほめて頂いたりとか。恥ずかし嬉しくてノドからからになりました。

あーーー。もう。
ほんとうに、みなさん、優しい。
ありがとうございました。

 ケータイ小説っぽいなあ。しかし描写は薄いながら、情景は印象的です。言葉は少なくても空気感がある。かなり書き慣れてるのか、実は初心者なのか。そういう微妙なところがあっておもしろい。
 第一印象はでもケータイ小説というより、ホットロード(少女漫画)だなあ、でした。あのセンシティブで、全体にソフトフォーカスかかっているような感じが。

 ところで、最後の「幸せそうで良かったやん」は誰が言ったんでしょう。ここだけ第三者視点のようで、ちょっと違和感ありました。

 スキの表記の仕方なんかはすごく好みでした。終盤の、ポエマー星人をポエマー怪人と間違えるところで、すごく優しい気持ちにさせられたりしたあと、最後まで読み終わって、ふわっとね、という心地の読後感に浸ることができました。話に関しては特に言うこともなく、良かったね、としか言えないのですが、ある意味、その良かったね、が全てなのかもしれないです。

雰囲気は大変良かったと思います。正にふんわり。
その分、文章が諸々突っ掛かりになってしまったのが、残念な所。
「血迷った」や「音速真綿」の様な、
単語単位の違和感は元より、
行頭一字下げ等の一般的な形式に則って書かれた方が、
読者としては阻害されずに浸れて有り難いかなと。

 方言、ずるいですよね。いいですよね。これを関西の方面の方が読んだらどうなのかはいまいちわかりませんが、関東生まれ関東育ちの私には、それだけで空気感が出て物語に馴染めます。
 もっと漢字を減らしてほしかったです。現状でも普通に書ける漢字しか使ってないレベルなんですけど、もっと、小学校卒業くらいのレベルまで下げてもいいくらい、この空気感にはひらがな表記が似合うと思います。「ふわっとね」「うさ月にじゅ」という題名とペンネームは完璧だと思いました。
 一方で、文頭の一文字分の空白がなかったり、アラビア数字が混じっていたりしていたので、どうしても馴染みのない文章として読みづらさを感じてしまいました。いいところでの「……」の多さも気になります。「コーヒーカップをむだになでまわす」とか、表現がとてもさえている分、もったいなさを覚えました。
 アホの子とポエミー星人というところまでしか名前が出てこないのが良かったです。人を心配させまいとするアホの子のツラい家庭環境と、それをちゃんと心配するくらい大人なポエミー星人。どっちも、「アホの子」「ポエミー星人」と言われるには大人すぎる。それだけ、このふたりは子どもの頃から一緒だったんだと、さりげなく気づかされます。こういったさりげない表現がちりばめられていて、ふわっとさせられました。

全体的に体言止めで調子が整っているのですが、
ところどころ照れ隠ししているようなところ
(「ちょっと詩的な表現。」や、「サザエさん」のあたり)
でなんかつっかかります。よって、読後感は微妙。

個人的な話で大変恐縮ですが、
数年前に別の大会で書いた「は こ」という作品のことを思い出しました。
若かったな。もう書けないな。と思います。
文体や、えへへーと笑う女の子が出てくるあたりが似ています。
(宙に浮いた箱が地団駄を踏んだりする意味不明な作品でした)
「よくわからなかった」という感想が多かったので、そこは似ていないと思います。
(まだ感想読んでないし)
状況は意外とわかりやすい。
ただし、「みんな先に逝ってもて」というところが全体像をぼやかしています。
「みんな」がどの親等のどの規模の集団ことなのかによって
状況は変わってくるのではないのでしょうか。
ご家族なのか、同期のみんななのか、施設のみんななのか、ご町内のみんななのか。
えへへーの子は早死にの家系?実験施設の生き残り?まさかの……老衰!?
(どうでも良い話ですが、ぼくが若い頃は「常識」と「みんな」が嫌いでした)

「やっぱりなんてことないなんかない」という表現で
なくなくなーい?的な、
日本語ってなんだろうというもんやりした気分になりました。

ポエミーでポエティックでした。タイトル通りの印象ですが、読んでてテンポがあんまり心地よくなかったです。

面白い作りで、大変好印象でした。
文章にリズムがあって良かったと思うし、もっと突き詰めてもらっても着いて行けそうでした。
テーマにも上手く合ってたと思います。
こういう作りもありだなあと私的にしっくりきました。

散文詩的小説って、散文が小説のことだからおかしないい方かもしれないけど、なんかそんな印象。
アホの子とかポエミー星人とかポエミー怪人とかサザエさんのんがっんんとか、とりとめがないのに妙にストレートに入ってくる。正直あまり好きな作風ではないけど、これはなんか大丈夫(褒めてます)。この個性を突き詰めてほしいですね。

 あっ、またラップ……。
 一昔前のケータイ小説か山崎ナオコーラかといった作品。たぶんふだんからこういう文章を書いているのではなくてあえてこういう書き方を選んでいるのかなと思いましたが、いずれにしても「それで?」くらいしか感想が出てきませんでした。

イメージだけ抜き出した、ポエミー星人の、いや、詩のようなつぶやきのような。
二人の仲の良さは伝わってきました。

冒頭からいいですね。
『きゅうんと』が身体に生じた反応だけではなくて、あとに続く言葉の空気を作っている。
さらに、
>そういえば、いつも笑ってるなと、はた気づく
は五・七・五に近いリズムなので、心地よい。
軽妙な会話と、詩的な表現化は兎も角『ポエミー星人』が極めつけでした。
ここだけで人となりや空気が上手く醸成されていると思う。
続いていく文章も音を踏まえながらとび出してくる短い言葉が、風景と感情をそれぞれに表している。
冒頭の期待通りに後が続くことが嬉しい。
「「この味がいいね」と君が言ったから」に呼応する何かを感じ、『サラダ記念日』を思い浮かべました。

それでも気にかかるのが長さでした。
詩には疎いですが、それでも小説よりも一つの言葉に多くのものが圧縮凝縮されていると考えています。そこには時間も含まれる。
ここで用いられている言葉は小説よりも詩に近く思える。
だからこそ、圧縮されていない時間が浮いているように感じられる。
展開を描きたいと思ったのか、そもそも詩を意識していないのかまではわかりません。
長くなる会話を読んでいると両方にも思えますが、表現と展開が乖離しているようでした。
もっと詩的でよかったと思います。

あくまで日常の言葉で文章を形作るその姿勢はすごく好きです。自分もちょっと、そういうところから文学の源泉が生まれるんじゃないかと考えていたところだったので、改めてまた考える機会をこの作品から得ることができました。

しかしながら、日常そのままの言葉、日常そのままの風景を書くだけでは小説にはならないと思っております。これが実際にあったのかそうでないかということではなくて、これが普段の自分の思考通りのものとしてあるかどうか、ですね。無論そこから発生はすると思うのですが、文章にする時は多少の変化がもたらされるはずだ。文章という公共のものとしてそれが表される以上、その場で洗練化されて、読む人みんなに共通の日常性を与えられるようなそんなものに変化するはずだ。自分はそういうものを面白いと感じます。私が文章を書く、のではなく、文章の方が私を書く、というような感じでしょうか。難しいですけどね。そういうところまで行くと、この作品はさらに良いところまで行くと思います。

二人の揺れる気持ちがたまらなかったです。関西弁のニュアンスが決断を迫る鋭さを削ぎながら、暖かい強度を保ってました。
別れの辛さを繰り返したくなくて、臆病になる彼女の気持ちの変化が、笑顔の微妙な描写をもって描かれうまいなあと思いました。
ところで関西弁には疎いので「ゆわれへん」が「いわない」のか「いえない」のかわからないのが、ちょっと悔しいです。
冷たい季節を迎えても二人でしっかり手を取り合って、暖かく生きていってね。

文章のリズムがいいですね。物語と言うより詩かな

話はよくわからんが、とりあえず可愛くてアホで、やわらかでふんわり。なんかとってもいい感じがする。
いい感じがするけど、いいわけではない気もする。
なんかすごく、扱いに困る(笑)。
でもなんかいいんだよなー、雰囲気が。

語り口が好きです。

という一言に尽きるのですが、何がどう好きなのかを整理すると色々湧いてきます。

・キャラの提示がスムース。「アホの子やしな」までの会話でこの二人がどんな奴か大体わかるし、好感度も高い。

・情報の出し方が絶妙。情景描写の文章量は少ないのに、風やトンボや日に焼けた指が印象的に言及されて、その周囲の光景も何となくイメージできてしまう。良い意味で、歌詞みたい。

・一文一文の短さが軽快なリズムを作っていて心地いい。

>目を逸らして。掴み直した手を引いて。
>スタバへ強引。押し込んだのは、

>トンボ飛んでったし。
>空が遠かったし。
>ポエマー怪人やし。

>そんなん知らんで。なんやこれ。

この辺が特に好き。
意図的なのかどうなのか、七五調に近いリズムが随所で効果的に働いています。

「発想、構成、表現」で言えば「表現」の力が高いということになるんですが、表現技術以前に、感性というか人間性というか、そういう領域の素質があってこそと思います。ちょっと眩しくて直視できないくらい。

余談&些事ですが、「サザエさんか!」のツッコミはピンとこなかったです。普段サザエさん見てない子なので。

いいですね〜。この、関西弁で語られるテンポの良さと、つい笑いで誤魔化そうとする二人の照れ隠しっぷりがこう、かわいいです。ニヤニヤしてしまいます。
私は関東の人間なので、関西弁に慣れていないせいか二人の性別が読み取れなくて、なんとなく二人とも女の子かなぁと思って読んでました。作者さんの意図とは異なるかもしれませんが、これは異性愛の話としても、同性愛(友愛?)の話としても成り立つなと思いました。

twitterに投稿された感想を集めました