描かれなかった肖像画酒田 巳親 への感想

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評価平均

発想3.3
構成3.2
表現3.5
総合3.4


アジア大陸を思わせる独特な世界観だと思った。
語感や景観、小道具などに季節風めいた印象があり
ファンタジーらしい心象風景を楽しめた。
聖剣伝説2あたりの絵柄が似合いそう。

『真実の杖』の描写が良い感じに気味悪い。

「輪郭をはっきり線でひき」という表現から
ミュシャ的な絵を想像していたがまさかのアニメ絵。
からの異世界転生もので驚いた。

両手の無いヌホの生活の様子を見てみたいと思った。
描きたい絵を描けないのはかなり辛そうだが
サジェはそれほど絵に執心している訳ではないようなので
その辺りでヌホと温度差が出てくると良い感じのお話になりそうだと思った。

こんにちは、酒田巳親です。「さかたみちか」と読みます。と言うと、アナグラムに気づいていただけて嬉しいです。たくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。

以下、自作語りとレスをつらつらと。

長編の一部のように感じていただけましたが、設定全てこの短い文章のために考えました。
別に異世界転生とかファンタジーにしなくても、ヨーロッパのルネサンス期など舞台にしても良かったのですが。史料を漁るのが苦手で、ファンタジーに「逃げた」結果がこれでした。ファンタジーっぽくするために、魔法や現実にいない生き物を出しています。

ヌホの名について間抜けな感じが、とのコメントがありましたが、私もそう思っています(^^) 短くてぴったりくる名が思いつけませんでした。

ヌホは、仇を追うためにサジェを利用している。虫ケラ扱いされていた頃は心の痛むこともなかったけれど、転生してきたサジェに気を遣われるようになり、罪悪感が目覚めている。
一方サジェは、自分のせいで故郷に戻れなくなるヌホが悲しんでいると思って更に気を遣う。
お互いに相手の気持ちを推測してるけど勘違いしている状況を書きたくて、前半と後半の視点を変えてみました。

絵のアタリを書くのは、だいたいの構図や描くものの位置やバランスを取るためですが、プロの方は脳内で出来上がってるので必要ないかもしれませんね(苦笑) 真っ白なキャンバスに向かってスラスラ描けるようになりたいものです。

こういう設定だともっと物語ってほしくなってしまう。
もちろん字数が許さないところはありますが。

意に添わず異世界転生したのなら、普通は元の世界への郷愁があるはずですよね。出てくるアイテムや風景、生物の異世界ぶりが楽しかったです。この字数ではもったいない設定でした。

意に添わず異世界転生したのなら、普通は元の世界への郷愁があるはずですよね。出てくるアイテムや風景、生物の異世界ぶりが楽しかったです。この字数ではもったいない設定でした。

 異世界転生ファンタジーだ!
 描写がとても丁寧なので、人物の立場や心情、この世界独特の事物などを思い浮かべるのに何のつまづきもありませんでした。ただそこに終始して、まるで第一話の冒頭で終わってしまったという感じは否めません。まあ始まっていないので、終わってなくてもそれはそれで、という気がしますが。また、ここに書かれていない設定やエピソードが、作者さんの頭の中にはいろいろたくさんあるのだろうけれど、それら様々なネタは今のところまだ未整理で、一本のまとまった物語として消化されていないのかもしれないなあと、そんな印象を受けました。

 ところで真実の杖がこわい! その能力もですが、幼児の像の目が赤く光ったり身悶えしたりとかすごく禍々しくて、ちょっとゴシックホラーな雰囲気だなあいいなあって思いました。

 最後に、油彩画の手順について気になったことが一点。決まり事ではないのでこういう描き方をする人はいないと否定はしませんが、キャンバスに下書きしながら構図を練るという方法はあまりないかと思います。本描きの前にスケッチやデッサンを大量にしているでしょうし、場合によっては習作を描きますし、富裕層の肖像画などはとくに、構図を決定する時点でクライアントからのダメ出しもありえますので。

 異世界転生ファンタジーだ!
 描写がとても丁寧なので、人物の立場や心情、この世界独特の事物などを思い浮かべるのに何のつまづきもありませんでした。ただそこに終始して、まるで第一話の冒頭で終わってしまったという感じは否めません。まあ始まっていないので、終わってなくてもそれはそれで、という気はしますが。また、ここに書かれていない設定やエピソードが、作者さんの頭の中にはいろいろたくさんあるのだろうけれど、それら様々なネタは今のところまだ未整理で、一本のまとまった物語として消化されていないのかもしれないなあと、そんな印象を受けました。

 ところで真実の杖がこわい! その能力もですが、幼児の像の目が赤く光ったり身悶えしたりとかすごく禍々しくて、ちょっとゴシックホラーな雰囲気だなあいいなあって思いました。

 異世界転生ファンタジーだ!
 描写がとても丁寧なので、人物の立場や心情、この世界独特の事物などを思い浮かべるのに何のつまづきもありませんでした。ただそこに終始して、まるで第一話の冒頭で終わってしまったという感じは否めません。まあ始まっていないので、終わってなくてもそれはそれで、という気はしますが。また、ここに書かれていない設定やエピソードが、作者さんの頭の中にはいろいろたくさんあるのだろうけれど、それら様々なネタは今のところまだ未整理で、一本のまとまった物語として消化されていないのかもしれないなあと、そんな印象を受けました。

 ところで真実の杖がこわい! その能力もですが、幼児の像の目が赤く光ったり身悶えしたりとかすごく禍々しくて、ちょっとゴシックホラーな雰囲気だなあいいなあって思いました。

 僕にとっては意外な「あたり」が使われていて、書き手としてはこのあたりがあったか!と思いました。個人的にも画家は好みの題材なので、興味深く読みました。

 元の世界のことをつまらなそうに思い出しているものの、玄関先の母の写真が磨かれていることをちゃんと見ている主人公は、幸せを無意識にしろ理解しているように思います。だからこそ、元の世界のことをどうしても切り捨てられないで葛藤する。そして、戻れないという苦しさは、ここで描かれている騒動でヌホにまで降りかかり、戻れないことのツキンとした痛さを知っているからこそサジェはヌホへの罪悪感を消せない。サジェがなんともかわいそうでした。

 出だしから少しの間続く張りつめた雰囲気は好みでした。ただ領主からの裁定がくだされたあと、移動用のフージェなるものが出てきたあたりから、フージェとはなんぞや? という疑問が浮かんだのを皮切りに、終わってみれば話全体がごちゃごちゃになってしまった感じがします。個々の要素要素は面白くないわけではないのですが、どれもこれも中途半端なまま終わっています。それらの要素の中心にある、サジェ(中身が違う)の苦悩みたいなものはより強く伝わってきたものの、前述した他の要素が雑音のように感じられ、いまいち乗りきれないまま読み終わってしまいました。

短編でやるにはちょっと厳しい世界観だった印象。
絵という部分で読むことは出来るものの、設定が気になり始める。
仕掛けは気にしない、サジェの心情だけを読んで欲しいという意図だったとしてもそれならもっとぶっ飛んで欲しい、説明を省いて欲しいと思いました。

 ほんものののサジェはどうしたんだろう。死んだのか、あるいは入れ替わったのか。
 そういうことは書かれていないし、示唆する表現もない。そこがむしろうまいところだ。だって作者がそれを考えていないわけがない。死んだにしろ入れ替わったにしろ、そこには別の物語がありうるし、作者は間違いなくそこまで想定している。そこをあえて素通りしたからこそ、この作品は掌編として完成されているのだ。
 だからぼくはこの作品に続編はとくに望まないけれど、おれたちの戦いはこれからだ!的に読まれてしまうというのもよくわかる。これだけ短い作品のためだけの設定としてはできすぎているし、『真実の杖』のようなそれ自体で一本書けそうな小道具を冒頭の描写で消費してしまっているからだ。もっとも、そう読まれうることが、作品にとってマイナスだとも思わない。ブリーチだってナルトだって読み切りからはじまったのだ。むしろ期待したっていい。

 この作品がすでに書かれた長編の一部なのか、あるいは書かれてはいないが長編としてあった構想から切り出したものなのか、はじめから掌編として考えていたのか、それはわからない。さっぱりわからない。わかりようのないものはどうでもいい。そういうことに関係なく、長編の一部として読まれうる書き方ではあるということだ。

 また、作者は本来は異世界転生ものをよく書く人ではないんじゃないかと感じた。あまり書かない(しあまり読みもしない)設定だったからこそ、仕掛けに使おうという発想になったのかなと思う。

うさ、でっかい。
巨体を維持するとなると、このウサギは肉食うさなのか、それとも象のように草食だけど大食漢なのか。
と、要らぬことを考えるのでした。

これまた予想外なお題消化!絵画は観る専なので、おっしゃる意味は解らないけども。
多分専門用語でそういうのがあるんだと一人納得しました。
移動用のフージェが存在するということは、そうでないフージェもきっと居て、そこらで鼻をヒクヒクさせているんだ。
けっして食肉用なんていない。いいね?
やはり長編から抜き出したような印象受けましたが、この二人の物語にハッピーエンドは無さそうだ。

ファンタジー好きなので、面白く読ませていただきました。
説明なんて全然ないのに、よんでいくと経緯がわかるとか。
こんなに短いお話しの中で、すごいです。
そして続きも読みたくなりました。
あと、空飛ぶうさちゃんがツボでした。きっとかわいい。

文章自体は結構好みなのですが、登場人物それぞれに特段その役割があるように感じられず、煮え切らなさを感じました。

 これは「転生ラノベ」ですね……と言ってしまうと、薄い感想になってしまいますが、それとは無関係に書き方が旨いので物語にスッと入り込んでしまいました。
 緩い物語の流れの中で、序章としてのエピソードをこの文字数で上手に語っているところに感銘を受けました。
 この先があるとしたら、ちょっと読んでみたいなぁと思いました。

中盤までは付き人ヌホ、それ以降は絵師サジェと視点が入れ替わる。それが効果的に機能していて、バランスもちょうどよい。最近流行りの設定ではあるけれど、これはこれで完成されている。完成されてはいるけれど、完結はしていない。長編の序章、あるいは一節といった趣き。最後にTo Be Continued…… と入っていてもおかしくない感じ。

私は異世界転生ものってあまり読んだことがないので、なるほどこれが異世界転生ものというやつかぁ! と感心しておりました。面白かったです。
前半のヌホの語りで張られた幾つもの伏線を、後半のサジェの語りで回収していくさまは気持ちがいいですね。そりゃあ、家族は恋しいよね。と、サジェ(の中の人?)に共感しました。
ヌホの生い立ちから察するに、何か大きな物語が背景にあるように思います。もしかしたら、長編小説の番外編的な作品なのでしょうか。彼らがこの先どんな旅を続けていくのかと、物語の広がりを感じさせる終わり方も好感が持てました。

ところどころキャラクターたちの苦悩する様子が垣間見えますが、それに対しこちらが感情移入しづらいという事情から、あまり真面目に読めませんでした。心の揺れ動きを理解することの出来る場がもう少し丁寧に設けられていれば良かったのかもしれません。しかし個人的に、「ヌホ」という名前が、文脈を外れた形でではありますが、面白く感ぜられました。「ヌ」も「ホ」も、どうしてかは詳しくはわからないのですが、字面が何だか間抜けな感じで、どうしても可笑しみを覚えてしまう。内容とは一切関係がないのですが、一旦そう認識してしまった以上はどう仕様もないことですね。申し訳ないです。

アニメ絵がどこかの世界で賞賛されるとは(笑)
萌え絵だったらどうしよう。
スンと母親が似ていて描けないってところがいいです。好きな人でなく、母親というとこが。
本当のサジェさんは今…現代で主人公やってるんですかね…。

丁寧に書かれた良作だと思います。おれ自身は、あまりこのモチーフに興味を持てなかったのですが、まあ好みの問題なのであまり気にしないでください。

この世界観である必然性がわかりませんでした
十二国記のようなシチュエーションであることは理解できるのですが、この話を書くにあたり、元の世界と異世界の描写がある意味は? と考えると、特に無いように感じます。異世界転生(?)モノであるための説明に紙幅を取られて、もっと書けたであろう事柄が書けなくなってしまっているように感じました。
また、地の文の語り部の立ち位置が、前半と後半で変わってしまっているのも残念な点。
最初からそういう世界で、そこで何かしらのトラウマがあったことにした方が全体的に見通しが良く、もっといろいろ、書けたのでは? と思う作品でした。

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